2016年10月28日
鍼灸・鍼灸マッサージ科の授業カリキュラムは後期に入り、学生達は新しい年度にもずいぶん慣れてきた様子です。1年目の研修生たちも、それぞれの課題を見つけつつ、少しずつ臨床現場に融け込んできています。
さて、今回は2年目の研修生・村山さんより、初めて患者さんを担当したデビューの頃を振り返り、感想を伺います。
【2年目研修生・村山さん:患者さん担当デビューを振り返って】
「初めて患者さんを担当した頃は緊張の連続でした。その緊張の中で、一番悩んだことは医療面接です。患者さんへ言葉を投げかけても一言で終わってしまい信頼関係を築くことに悩み、また、症状について何を聞いていいのか、指導の先生から聞き漏れを指摘されることも多々ありました。最初の頃はこんなことが続き、正直に言うと『辛いなぁ』、と思ったことが何度もありました。
ただ、1年前を振り返り今の自分を見てみると、一言で終わってしまった会話は会話のキャッチボールが出来るようになり、症状についての聴取も以前より整理をしながら聞くことが出来るようになってきているのかな、と思っています。経験し、悩んだことが成長に繋がっていると感じています。
今では、患者さんの体調が良くなると患者さんと一緒に嬉しくなり、鍼灸臨床にやりがいを感じています。これからも患者さんの言葉に耳を傾けていきたいと思います。」
これからも研修生と共に、患者さんへ貢献して参ります。
報告:附属施術所(はりきゅう)藤田 洋輔