2015年02月09日
平成27年2月8日(日)13時30分より、呉竹医療専門学校において「平成26年度呉竹医療専門学校 第3回公開講座」を、公益社団法人埼玉県鍼灸師会の河原保裕会長、大畑龍也先生、堀口和彦先生、菊池友和先生をお招きして開催しました。当日は小雨交じりの曇天にも関わらず、鍼灸師会の皆さまをはじめ、卒業生、学生など70名を超える方々にご来校いただきまして、大変盛況な講座となりました。
最初は、河原先生に『鍼灸治療院の経営について』というテーマでお話いただきました。治療院のネーミングに始まり、治療院のスペース配分(ベッド数・待合・スタッフルーム 等)、施術内容、新規患者様の来院動機等、20年弱にわたる鍼灸治療院経営のご経験を、盛りだくさんの内容を惜しみなくご披露いただきました。
次いで、大畑龍也先生には『鍼灸接骨院の経営について』というテーマでお話いただきました。鍼灸接骨院のメリットに始まり、鍼灸治療と柔道整復治療との違い、一人で患者様をお待たせしないように対応する工夫、医師同意書の取扱、開業されるまでのご経験と、治療院、整形外科・内科病院勤務のご経験を交えて詳しくお話下さいました。
さらに、堀口和彦先生には『鍼灸薬局通所サービスの経営について』というテーマでお話いただきました。「東洋療法の実践 全人的医療・未病治・養生」を治療院の方針として掲げ、20年にわたり鍼灸治療院・漢方薬局・通所介護施設を経営されたご経験をお伝え下さいました。
最後に、菊池友和先生には『大学病院勤務について』というテーマでお話いただきました。医科大学東洋医学センターにおける診療内容、研究内容及び教育内容など、大学病院ならではのお話をご紹介いただきました。また、東洋医学センターに鍼灸治療を依頼される診療科の比率、その症例などの他、偏頭痛に関する貴重な資料もご披露いただきました。
今回、(公社)埼玉県鍼灸師会の先生方からいただいたお話のなかから筆者が印象に残ったメッセージを、誠に勝手ながら次のようにまとめて紹介させていただきます。
河原先生「経験から生まれる疑問を解決することが本当の勉強になる。」
大畑先生「開業すると、治療家であり経営者になる。」
堀口先生「ツボ・経絡は立体構造であり、多くの患者様の身体を触り治療家の手を作ることが必要」
菊池先生「現代医学的に病態を把握し、チーム医療に役立てる。」
先生方には短時間にぎっしり内容の詰まったお話をいただき、大変ありがとうございました。結びの質疑応答も活発に行われ、今年度の公開講座の目的のひとつに掲げておりました”業団の先生方と学生との交流をはかる”ことのできた講座となりました。本年度の公開講座は今回をもって終了いたしますが、来年度の公開講座も皆さまのご期待に応えられるように事務局では準備を進めてまいりますのでご期待下さい。
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【メッセージ】
医療、介護、健康産業、スポーツの現場など、東洋医学(はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧、柔道整復)の技術と知識を生かせる領域は大変広く、将来に向けた大きな可能性があります。多くの仲間や先輩、そして信頼できる師との出会いを通じて、人間としても成長のできる分野です。「ひとのためになりたい」という志があれば、誰にでも、何歳になっても、学びの門は開かれています。卒前・卒後ともできるだけ多くの体験をして、その中から自分が真に輝ける世界を見つけて下さい!
卒業したらすぐに活躍してほしいから、呉竹医療専門学校では、Ⅰ部(昼間部)に全日制を導入。姉妹校(東京医療専門学校、呉竹鍼灸柔整専門学校)で培われたノウハウを生かして、効率よく国家試験対策を行いながら、在学中に臨床力を目一杯向上させるための授業を用意。Ⅰ部でトコトン勉強して、3年間で3歩先行く技術を修得。演習を中心とした実践的な授業で腕を磨けます。
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