2017年01月17日
明けましておめでとうございます。
連載「附属施術所(はりきゅう)研修生の日々」も早いもので第10回目を迎えました。新年初回の今回は、当校施術所(はりきゅう)での卒後臨床研修における意義をご紹介したいと思います。担当は施術所・藤田です。
【附属施術所(はりきゅう)専任教員 藤田:研修生に身につけてほしいこと】
「当校鍼灸科・鍼灸マッサージ科では、卒後臨床研修も重要と考えております。それは、学生の間に培った専門的な基礎知識や基礎技能を、卒後の早い段階より現場において実践し、フォローを受け自身に定着させていくことの重要性を“専門技術職”として大切であると考えているからです。
また、研修生とともに実践していることは、我々鍼灸師の適応範囲の見極めです。我々は専門技術職である以前に“医療従事者”として、患者さんの病態について鍼灸師が出来得る限りの鑑別を行い、患者さんの心身の不利益を未然に気づくことが重要と考え、実践しています。
そして、もう一つ重要と言えるのが“医療人”としての心構えです。患者さんの苦痛に耳を傾け、寄り添う気持ちは、医療人として何よりも重要なことであると考えています。
研修生には、専門技術職としての基礎の定着、医療従事者としての鑑別の力、そして、医療人としての”心”を身につけてもらいたいと思っています。」
これからも研修生とともに、患者さんへ貢献して参ります。
報告:附属施術所(はりきゅう)藤田 洋輔