2016年10月11日
当施術所では、例年、8月・9月に卒後臨床研修生を対象とした夏期セミナーを開催しています。夏期セミナーのテーマは、「医療連携」「根拠に基づく鍼灸医療」「鍼灸技法の向上」です!
今回は、夏期セミナーの内容と開催後の研修生からのアンケートの一部をご紹介致します。
「レッドフラッグの鑑別〜バイタルサインの活用〜」(担当:藤田)
・適応、不適応の判断は臨床においてまず行うべき最重要な事と改めて感じました!
・自分達が出来るバイタルサインがこんなに活用出来る事があったなんて、今後、患者さんのリスクの鑑別のためしっかり行っていきたいです。
「急性腰痛に対するレッドフラッグの鑑別と臨床の実際」(担当:藤田)
・1番に適応、不適応の判断が大切だと改めて思いました。それには問診(医療面接)が重要と感じました。
・患者さんの楽な姿勢と病態のリンクがとても勉強になりました。
「医療連携のためのカルテ記載と情報提供」(担当:中野)
・漠然としていたことが細かく分かり勉強になりました。
・意識しながら記録していきたいと思います。
「鍼鎮痛の機序と方法」(担当:藤田)
・学生時代に治効理論は勉強していたものの、臨床応用へのイメージが沸いていなく、今回のセミナーで知識と技術が繋がりました。
・鍼鎮痛については、実は今回のセミナーまで半信半疑でした。しかし、今回モデルとして鎮痛作用を体験できました。実体験も重要と感じました。
「運動器疾患に対する低周波鍼通電療法の実際」(担当:藤田)
・筋,神経,関節など、パルスの使い分けが分からなかったので、勉強になりました。
・パルスの効果機序について説明をいただき、患者さんへの説明としても勉強になりました。
「灸の定量刺激の確認〜灸温度測定〜」(担当:佐俣、藤田)
・自分自身のばらつきやお灸ごとでの差が感じられ、今後の臨床で意識が変わります。
・お灸の違いによる温度差がなく、使い分けられていなかったことを実感しました。
・やはり練習あるのみ!実践あるのみ!もっとお灸を使っていきます!
本セミナーを通じて、研修生が医療者、鍼灸師としてとして成長したことを実感しました。今後も研修生と共に研鑽して参ります!
報告:附属施術所(はりきゅう) 藤田 洋輔