呉竹医療専門学校柔道整復科教員は、さる8月22〜23日、静岡県浜松市で行われた「第57回（公社）全国柔道整復学校協会 教員研修会」に参加しました。

　近年、柔整科の専門学校でも卒業後の進路に直結した実践的な職業教育が求められているとともに、社会構造の変化にともなって多様性の増した入学者に対してどのような初年次教育を施すべきか、など多くの課題を抱えています。こうした現状について、第一日目には、佛教大学大学院教授・原清治先生をはじめとする諸先生方の大変興味深い講演を拝聴しました。また、本校からは川口先生が「教科書を有効活用する教育方法」というテーマの分科会において「学校での教科書理解への工夫や提案」について発表をしました。

　続く第二日目には、アスリートが罹患することの多い「鼡径部痛症候群（GPS;Groin Pain Syndrome）」の話題を中心に、長年にわたり浦和レッズのチームドクターを務められ、現在JIN整形外科スポーツクリニックを開設されている仁賀定雄先生をはじめとする先生方の講演をお聞きし、一施術者としても大いに刺激を得ることが出来ました。

　浜松名物のウナギや餃子（2015年、浜松は餃子の消費量日本一）はもちろん、教員として、また施術者としても大変「美味しい」充実した研修会となりました。この成果は、今後、折に触れて皆さんに伝えていきたいと思います。

報告：柔道整復科教員　奥脇栄治