本年度も「鍼灸師卒後臨床研修 医療人研修講座※1」（主催：国民のための鍼灸医療推進機構※2）が始まり、当校研修生も7月5日(日)第1回目の講座に参加しました。

今回の講義では、
・研修の意義と医の倫理　（医療人としての倫理観）
・鑑別対象総論　（まず知っておくべき鑑別について）
・頚肩腕痛の鑑別と治療法　（臨床上多く遭遇する頚肩腕痛について）
・健康保険取扱法　（鍼灸が医療の中で貢献する際に活用される健康保険について）
が行われました。

当校でも本事業には力を入れており、「研修の意義」を三浦洋先生、「医の倫理」と「鑑別対象総論」を畠山博式先生が担当しました。

今後益々鍼灸医療における卒後研修の役割は大きくなると考えられており、業界を挙げて推進している事業の一つであります。当校でも専任教職員を当研修の認定指導員として登録し、認定研修施設である附属施術所を有しております。 これからも卒前教育からの一貫した卒後臨床教育を実践して参ります。
報告：附属施術所（はりきゅう施術）佐俣忍、藤田洋輔

※1：任意団体「国民のための鍼灸医療推進機構」により、「鍼灸師が医療人としての人格を涵養するとともに、果たすべき社会的役割を認識しつつ、業務として取り扱う疾患などに適切に対応できるよう基本的な臨床能力（態度、知識、技能）を身に付けることを目的」とし、認定施設での臨床研修と医療人研修講座により構成されています。 http://shinkyu-net.jp/news/training2

※2：「国民のための鍼灸医療推進機構」（AcuPOPJ）とは、鍼灸の職能団体（公益社団法人日本鍼灸師会・公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会）、学術団体（公益社団法人全日本鍼灸学会）、教育機関（公益社団法人東洋療法学校協会）の4 団体が協力し、厚生労働大臣指定試験登録機関である公益財団法人東洋療法研修試験財団に事務局を設置、設立した任意団体です。 http://shinkyu-net.jp/