2011年06月02日
本校の鍼灸科・鍼灸マッサージ科の船水隆広先生は、経絡治療学会が実施した鍼灸・マッサージ施術ボランティアの基地局開設チームの一員として、平成23年4月28日より4日間にわたり、宮城県東松島市で活動をされました。
現地の活動拠点となった宮城県鍼灸師会長でかつ経絡治療学会東北支部長の樋口秀吉先生のご自宅に集まった全国の有志は、各地の避難所で鍼灸・マッサージ施術を行うと同時に、安全にボランティア活動を行うための計画立案を行いました。
船水先生が施術した患者さんには、床に発泡スチロールを敷いて生活する方や、慣れない集団生活や車中泊により、充分な睡眠をとることができず、全身に疲労を訴える方が非常に多かったそうです。
今回、鍼灸施術を初めて経験された方も多く、「鍼ってすごいね。1時間熟睡できた!」、「麻痺していたまぶたが開くようになった!」などの感謝の声をたくさん掛けていただいたそうです。
船水先生は被災者との交流を通じて、現地で鍼灸・マッサージ施術のニーズが高かったことや、凄惨を極める現場のなかでも助け合って生活している方々から逆にパワーをいただいた経験などを学生に伝えたいと語られていました。